東京キネマ倶楽部にて行われた、メリーのCONCEPTUAL LIVE「不均衡(アンバランス)キネマ」に参戦してきました!(長文すみません)
メリーCONCEPTUAL LIVE「不均衡(アンバランス)キネマ」
2010年2月11日@東京キネマ倶楽部
去年のクリスマスライブから、メリーとしては1ヶ月半ぶりくらいのライブにして、「不均衡(アンバランス)」と「退廃」が一対となった、コンセプチュアルなライブの初日。そして、この日はドラムのネロの誕生日。
東京は極寒で雪も時折チラホラと舞い降りる中、会場前から開場を待つファンの長い列がのびる。
会場である、「東京キネマ倶楽部」は昭和30年代にはやった、グランドキャバレーの内装を模した、昭和レトロ感溢れる、まさにメリーにふさわしい会場。なんでも、映画「Shall we ダンス?」の撮影にも使われた場所らしい。
こんな素敵な会場で、今年一発目、メリーがどんなステージを見せてくれるのか、わくわくしながら開演を待つこと暫し。
客電が落ち、ステージ下手踊り場のドレープカーテンから、まず、本日誕生日を迎えた主役、ドラムのネロが蝶ネクタイにジャケットといった井出達で登場。続いて、ギターの結生、ベースのテツ、ギターの健一。そして、最後に、ボーカルのガラが登場。
丈の長い黒ジャケットに黒いパンツ、裸足。首にケープを巻きつけて、レトロックサイドの名曲、薔薇と片隅のブルースを情感たっぷりに歌う。
意外なトッパツ曲の選曲に、ニヤリ。
続く楽曲はこれまたレトロな「高層ビルの上でラストダンス」。ここから、5曲目のPLTCまでが、セカンドアルバム「PEEP SHOW」からの選曲であるところが興味深い。
PLTCでパンク魂に油を注がれたNMNL達は、次のstupid×cupidで、一気にテンションを爆発させる。レトロな会場が、混沌の熱気に染まる。
続いて、初期のメリーの真髄、アルバム「モダンギャルド」からの「青春ノイローゼ」そして、本日の主役ネロ作曲の「ロストジェネレーション」。
ロストジェネレーションの時の、イントロのリズム変化と共にワーっとステージ前方へ攻め入るステージングは、毎度ながらテンションがあがる。
ここで、LIVEタイトルにもなっている、最新楽曲「不均衡(アンバランス)キネマ」。
この曲は、初期のレトロックの香りを保ちながら、紛れもなく今のメリーの遊び心が存分に盛り込まれている。
「踊れ」「狂え」と観客を斜めに指差すガラが、なぜか凄くかわいらしく見える。
ここからは、怒涛の鉄板ソングが続く。
「マワセマワセ、人生ルーレットをマワセ!」
血が騒がずにはいられない、オリエンタルBLサーカス、ミッドナイトシャングリラ。
そして本編ラスト「首吊りロンド」では、天井からロープが降りてきた。
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アンコール。
楽器隊が登場し、馴染みのイントロを演奏し始める。
去年の夏、いったい何度このイントロに血を滾らせたことか。
TOUR09 under-world [BURST]の夏の思い出がフラッシュバック。
ガラ登場。BURSTツアーの後半あたりから使い始めた、気持ち悪いウサギの被り物を被り、和柄の羽織をまとい、拡声器片手の奇妙なダンスはこの日も健在。
演説から「welcome to the humanfarm!」の結生の雄たけびへの流れも健在。そして、ガラにとっては鬼門的でもあり、だからこそ大事でもある「カナリア」で、1回目アンコール終了。
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ダブルアンコール。
いつも、メリーのセカンドアンコールは、レトロサイドな楽曲なのだが、この日もそこは踏襲。
聞かせる哀愁レトロック「チックタック」。初期のエログロナンセンスが色濃い「ビニ本二丁目八千代館」。この曲の照明が、非常に怪しく、怖かったのを記憶。
そして、ライブに欠かせない「バイオレットハレンチ」。
2010年一発目のガラによる聖水散布(笑)
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トリプルアンコール。
おそらく最もストレートで分かりやすさ満点な楽曲「アイデンティティー」、鉄板ソング「sweet powder」。
ラストは、「Friction XXXX 」。
Friction XXXX は、夏のBURSTツアーで、インストGI・GOに続いて、歌ものでは1曲目に演奏され続けた、最も気合の入る攻撃的なパンクナンバー。
汗と熱気でもやのかかったステージで初っ端から全力疾走でFriction XXXX を演奏するメリーの面々の姿に、体の奥から闘志が滾ってきた、熱い夏の日を思い出さずにはいられなかった。
そして、その楽曲をラストに持ってきたメリーの
「まだまだ、俺達攻撃するぜ」という気合を感じた。
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「5月8日、赤坂BLITZでライブをやります。メリーにとって特別なものになります。」
そう言い残して、ガラがステージを去る。
その特別なLIVEのタイトルは、「Merry or DIE」。
翌日は、大阪にてCONCEPTUAL LIVE後半の「退廃キネマ」が控えている。
今回、「退廃」には参加できなかったが、「不均衡(アンバランス)」と「退廃」が一対となって、メリーの「今」を形づくるものが見えるのかもしれない。
が、昔からやってきたことを否定せず踏襲しながらも、新たな試みも恐れず取り入れ、それでいて破天荒な遊び心を忘れない、という彼らの姿勢は「不均衡」だけでも充分に伝わった。
そして、こんな時代だからこそそういう存在に強く惹かれる。
2010年も、目が離せないぞ。
東京キネマ倶楽部
メリーオフィシャルHP
【セットリスト】
薔薇と片隅のブルース
高層ビルの上でラストダンス
狂騒カーニバル
センチメンタルニューポップ
PLTC
stupid×cupid
青春ノイローゼ
ロストジェネレーション
不均衡キネマ
オリエンタルBLサーカス
ミッドナイトシャングリラ
首吊りロンド
演説~シュールレアリズム~
[humanfarm]
カナリア
チックタック
ビニ本二丁目八千代館
バイオレットハレンチ
アイデンティティー
sweet powder
Friction XXXX
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↑↑ ブルーハーツ25周年トリビュートアルバムで「皆殺しのメロディー」をカバーしてるのも必聴
【レビュアー:NMNL☆S】